祇園祭といえば、京都の夏を彩る伝統行事
その中でも「山鉾巡行」にちなんだ限定和菓子があるのをご存じですか?

今回ご紹介するのは、京都の老舗 鶴屋長生さんの「山鉾巡行餅(やまほこじゅんこうもち)」。
京都でしか味わえない、祇園祭シーズン限定のお菓子です。
実際に購入して食べてみたので、味わいや販売情報、歴史までたっぷりお伝えします
山鉾巡行餅とは?名前の由来と歴史
「山鉾巡行餅」は、**祇園祭のハイライト「山鉾巡行」**にちなんで名づけられた銘菓。

疫病退散を祈願して始まった祇園祭にふさわしく、災厄除けの願いが込められたお菓子です。
平安時代の869年、京の都で疫病が流行した際に、神泉苑に66本の鉾を立てて神事を行ったのが「祇園祭」の起源。
この行列が現在の「山鉾巡行」のルーツと言われています。
「山鉾巡行餅」は、そんな歴史を現代に伝えるお餅として誕生した、京都らしさ満載の和菓子なんです。
実食レビュー|山鉾巡行餅のお味は?
実際に購入して食べてみました!
白くてつややかなお餅は、一見するととてもシンプル。

ほんのリ甘い、品のよい皮と、間のお餅を噛むと、ほのかにゆず皮の爽やかな香りが漂います。
柚餅を思いおこさせます。
中には京白味噌入りの特製餡。ほんのり甘くて、白味噌の深い旨味が感じられます。
一緒に練り込まれた柚子がアクセントになっていて、あと味はすっきり爽やか。
甘さ控えめで、日本茶にもぴったり。大人向けの上品な味わいです。
甘味と、ゆず感がとっても美味しく、好みだったのでご紹介しました。
どこで買える?販売期間・店舗情報
「山鉾巡行餅」は祇園祭の開催期間限定で販売されています。

販売期間
例年、7月上旬〜下旬ごろまで。
※祇園祭の「山鉾巡行」は7月17日ごろなので、それまでに入手するのがおすすめです。
販売店舗
鶴屋長生 本店
住所:京都府京都市上京区今出川通堀川西入る
- TEL 075-441-0105
- FAX 075-431-1234
営業時間:9:00 ~ 18:00(変更あり)
京都駅新幹線構内
ちなみに、私は出張帰りの京都駅新幹線構内で発見しました。
祇園祭にちなんだ京都土産は他にも

西利のおつけもの、1000円、常温保存OKの手軽なお土産も可愛い祇園祭パッケージ。

大安の大船鉾も綺麗なパッケージ。

土井の柴漬けは札タイプ。
まとめ|山鉾巡行餅は、京都の風情と歴史を感じる夏限定の逸品
祇園祭という一大行事にちなんだ「山鉾巡行餅」は、
ただ美味しいだけでなく、京都の歴史と文化が詰まったお菓子でした。
「お祭りの記憶を持ち帰る」——そんな贈り物としてもおすすめ。
夏の京都へ訪れる際は、ぜひチェックしてみてください!


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